■ 複数パソコンでのソフトご利用解説 ■

MK工房のソフトを複数パソコンで利用する場合の解説です。
複数パソコンでソフトを共有しお互いに同時に使用出来るのは、システム構成が
次の通り、2つのファイルに分離しているタイプです。
  (1)システムを操作するシステムファイル
  (2)入力データを保存するデータファイル

具体的には、次の5つの製品版ソフトがあります。
  ●人事情報システム(Ltype)
  ●給与管理システム
  ●休暇管理システム
  ●研修管理システム
  ●ポイント制退職金システム
  ●車両管理システム(Ltype)

これらのソフトはインストールの際にシステムファイルを各担当者のパソコンに設置します。
そして、データファイルを社内ネットワークのサーバーに設置します。
具体的な設置イメージは下記の画像を参照ください。


システムファイルを各端末に設置するのは理由があります。
Excelの場合はファイルを起動すると、ファイルデータ全体をパソコンのメモリに読取ります。
そのため、他パソコンが同じExcelファイルを使用していても、その操作は自分のパソコンに影響がありません。

一方、Accessは必要な範囲のみを部分的にメモリに読取ります。
そして、入力データは直ちにディスク上のデータファイルに書き込みます。
そのことから、システムファイルが各パソコンに個別設置でないと、他パソコンの操作が影響し合って機能不全を起こします。
ここがExcelとAccessが異なる点です。

また、常にパソコンとハードディスクの間で読込と書込が行われます。
そのためシステムファイルが近場に有る方が応答速度が早くなる利点があります。

1.システムファイルとデータファイルの接続
  システムファイルとデータファイルの接続は、リンク設定で行います。各ソフトの最初の起動時に、リンク先がデータファイルが見つからない場合にリンク設定画面を表示してリンク先の登録を求めます。
また、各ソフトの初期設定用画面を開くと「リンク設定」ボタンがありますから、ボタンをクリックすると「リンク設定」画面が現れます。

リンク設定画面では、フォルダ選択画面をクリックして「フォルダ参照」画面を表示します。この画面でデータファイルを設置したフォルダを見つけて指定し「OK」ボタンをクリックすると、リンク設定画面にリンク先が入力されますから、後は[実行]ボタンをクリックするとリンク処理は完了します。

リンク設定は一度行うと、その状態がその後も継続維持されます。通常は再設定が不要です。
  初期設定画面の中にある「リンク設定」ボタン
 
   リンク設定ボタンをクリックすると、「リンク設定」画面を表示します
 
 
2.サーバー利用の注意点
   (1)ネットワークドライブの設定
  「フォルダー参照」画面で表示されるドライブ名をクリックすると下位のフォルダ名リストが表示されます。そのフォルダの中から、データファイルを設置したフォルダを選択して指定する訳です。

但し、サーバー内部のフォルダは、下位のフォルダが表示されないことがあります。

その下位フォルダ表示のための解決法として「ネットワークドライブ設定」があります。ドライブとは、パソコン周辺機器にあるデータ保存場所に英字一文字を付けるものです。

しかし、ネットワーク(LAN)の中にあるフォルダ等は、ドライブはありません。即ち、ネットワークのフォルダやファイルの認識は、周辺器機と異なります。

ついてはお手数ですが、手作業でネットワークのフォルダに仮想のドライブを作成してやると、右のフォルダ参照画面にデータファイルを設置したサーバーのドライブを表示してくれます。

 ≫≫ネットワークドライブの割り当て方法
   「フォルダー参照」画面
  
 
  (2)ネットワークドライブの設定補足
  サーバー内部のネットワークドライブに割り当てたフォルダは、フォルダからドライブに意味が変わります。
 サーバー側の設定に変化はありません。
そのパソコンに於いてのみ、扱いの変更があります。

MK工房ソフトのデータファイルに付属するフォルダを残すためには、一つ上位にあるフォルダをネットワークドライブに指定してください。

そうすると、データファイル付属のフォルダが残りますから、システムファイルからの識別が可能になります。
   サーバーのフォルダ構成Sample