■地図表示エラー対応■
社員の「自宅地図」表示機能にGoogle地図を利用しています。
Internet Explorerが「Ver.10〜11」の場合、地図表示は適正ですが、
エラーメッセージ『Internet Explorer の互換表示が有効・・・』が表示されます。
      
≫エラー表示内容  ≫エラーの原因  ≫解決方法

   1.エラー表示の詳細内容

●正常な地図表示●
Internet ExplorerのVer.10〜11の環境で、
適正に表示された状態です。
●エラーメッセージ表示●
Internet ExplorerのVer.10〜11の環境で、
自宅地図の初期表示はエラー表示が現れます。
但し、その地図表示と機能ボタンの操作性に
関しては、支障は有りません。

エラーメッセージの表示です。
邪魔な表示ですので、解消する
方法を下記に説明いたします。

   2.エラー表示の原因

エラー表示の原因は、Windowsのレジストリ登録において、現在使用するInternet Explorerのバージョンに適合する
レジストリ登録がなされていない場合に、エラー表示が現れます。
●レジストリ登録の不適正エラー●
パソコンには、システムのソフトを登録した際に、ソフトそのものの登録とは別に、ソフトの登録・削除の履歴を記録する場所があります。
それが、レジストリです。通常は、目にすることはありません。

Internet Explorerの各バージョンに対するレジストリ登録が判断基準となり、Google地図表示へのシステム対応が異なります。
このレジストリ登録の違いがエラー発生の原因となっています。

残念ながら、IE Ver.10並びにVer.11のインストールの際に、自動的に、このレジストリ登録は行われません。
恐れ入りますが、手作業で、下記の通りレジストリ登録を行って頂くように、お願いいたします。

   3.エラー表示の解決方法

 IE Ver.10〜11のレジストリ登録を行うことにより、エラー表示を解消できます。
●レジストリ画面の表示●
まず[Windows]キーと[R]キーを同時にクリックします。
        「ファイル名を指定して実行」画面が表示されます。
      名前欄に「regedit」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
●レジストリ画面T●
     HKEY_LOCAL_MACHINE⇒SOFTWARE⇒と順次クリックし、FEATURE_BROWSER_EMULATIONまで
     表示を進めて行ってください。「FEATURE_BROWSER_EMULATION」フォルダが、登録を行う目的の場所です。
       但し、このフォルダのクリック順次は、お使いのパソコンのWindowsのビット数(32bit、64bit)で異なります。
       詳細は、下記の通りですので、ご注意下さい。
《Windows32bitクリック順序》 《Windows64bitクリック順序》
HKEY_LOCAL_MACHINE (1)
    ↓
  SOFTWARE (2)
     ↓
   Microsoft (3)
       ↓
     Internet Explorer (4)
        ↓
       Main (5)
           ↓
         FeatureControl (6)
             ↓
            FEATURE_BROWSER_EMULATION (7)
HKEY_LOCAL_MACHINE (1)
    ↓
  SOFTWARE (2)
     ↓
  
 Wow6432Node (3)
     ↓
     Microsoft (4)
       ↓
       Internet Explorer (5)
          ↓
         Main (6)
             ↓
           FeatureControl (7)
               ↓
             FEATURE_BROWSER_EMULATION (8)
●レジストリ画面U●
ここが、Windowsの64bitと32bitで違うところです。
ご注意下さい!!

Windows32bitには、存在しません。
「FEATURE_BROWSER_EMULATION」フォルダに進んだら、
ダブルクリックでフォルダを開きます。

そして、レジストリの登録作業を開始します。
●レジストリの登録作業●
「FEATURE_BROWSER_EMULATION」フォルダの中で、右クリックをすると「新規」表示が出ます。その状態で、マウスを右に
移動すると、メニューリストが表示されます。リストの中で、「DWORD(32ビッド)値(D)」を選択して、クリックしてください。

                                   (※64bitパソコンの場合も「DWORD(32ビッド)値(D)」を選択してしてください。)
自動的に既定の名称「新しい値♯1」が、作成されます。
この既定の名称を変更します。
変更のルールは、半角英数字で、右端が「.exe」が付くものです。
名称は、レジストリ登録の判別だけで、内容には影響しません。
今回は、分かりやすく、「msaccess.exe」と登録して下さい。
今回の登録が「msaccess.exe」の名称になりました。
尚、prevhost.exeは、IE8のレジストリ登録です。
次に、msaccess.exeに、IE10〜IE11用のデータ設定を
行います。
まず、msaccess.exeの名称を左クリックし、その状態で
続いて、右クリックします。
プルダウンメニューが現れます。
「バイナリ データの修正(B)」を選択します。
「Dword(32ビット)値の編集」画面が現れます。
「値のデータ」欄は、初期値の「0」です。
●Internet Explorer11,Edgeモード対応 ●
「値のデータ」欄に、「2af9」を記入します。
そして、[OK]をクリックして下さい。
これで、IE11,Edgeモードに対応できるように、
レジストリ設定が完了しました。
終了は、レジストリ画面の最上段[×]マークを
クリックして終了して下さい。

≪参考≫
●Internet Explorer のバージョンによる「値のデータ」記入の変更●
レジストリの登録は、IEバージョンにより対応が異なります。
その「値のデータ」とIEバージョンの関係は次の通りです。
値のデータ IEのバージョン
2af9  Internet Explorer 11, Edgeモード
2af8  Internet Explorer 11
2710  Internet Explorer 9〜10