■ 手形・小切手のテスト印刷 ■


「印刷レイアウト調整」が出来たところで、テスト印刷を行います。
これは、それぞれの印刷対象について調整が上手く出来上がるまで何度も繰り返しが必要です。

1.プリンタ機種選択
(1)用紙サイズ設定対応
まず、第一のチェックとしては・・・
いずれのプリンタも、標準として準備されている印刷用紙サイズ一覧の中に、手形・小切手用紙はありません。
これは手形・小切手用紙が特殊な印刷サイズである為です。
  ≪印刷用紙サイズ≫
  ●手 形 :幅10p× 長さ(高さ)33p
  ●小切手:幅8.5p× 長さ(高さ)23p

この特殊な印刷サイズは「ユーザー定義サイズ」として、ご利用者自らが手作業で登録します。
ついては、利用可否の決め手は、プリンタへの手形・小切手用紙サイズの新規設定の可否です。
このユーザー定義サイズの設定可能な範囲は、各プリンタごとに決まっています。
プリンタの仕様書を見て頂くと、次のような解説が書き込まれています。
  ≪使用可能用紙サイズ≫
  ユーザー定義サイズ(幅:○○mm〜○○mm、長さ:○○mm〜○○mm)
「長さ」については、いずれのプリンタも、まず大丈夫です。
注意するのは、この「幅」の最小値です。
幅の最小値が、「手形:幅10p」「小切手:幅8.5p」を下廻っているか否か?です。
手形10pは、まず大丈夫ですが、小切手8.5pについては、一部のプリンタは抵触する場合があります。
手形・小切手両方とも満足すれば良いですが、必ず両方が満足する必要はありません。
手形のみが範囲内であれば、手形については使用可能です。
     ≫Windows手形・小切手印刷プリンタ設定

(2)機種の特性
次に、機種別の特性です。プリンタ機種は複合機、又はレーザープリンタをお薦めいたします。
熱をかけて焼き付けて居ますので、その点も安心です。
 (1)複合機の場合
   そのプリンタの仕様で、定形外印刷サイズ「ユーザ定義用紙」が
    許容限度内に収まる事が、利用可否の決め手です。
   可能であれば、一番お奨めの機種です。

 (2)レーザープリンタの場合
   定形外印刷サイズの登録は、ほぼいずれの機種も可能です。
   但し、印刷実行時に、細長用紙の場合、焼き付け温度を均一にし、
   印字品質を保つため定着器の冷却が行われる機種が、多くあります。
   この冷却機能が有れば、印刷に、やや時間が掛かる事があります。

 (3)インクジェットプリンタの場合
   印刷は、いずれの機種でも、ほぼ可能です。
   但し、印刷時に、熱をかけて焼き付ける処理は有りません。
   乾燥後に、印刷状態を一度確かめて、ご使用をお決め下さい。

 (4)ドットプリンタの場合
   ドットプリンタで手形用紙を連続給紙する場合は
   シートフィーダをご購入頂くことが必要です。
   手形用紙の給紙機能を安定させる為の必要器具です。


2.テスト印刷用紙準備
   白紙を手形・小切手と同じサイズにカットして10枚程度準備し、プリンタの「手差し」にセットして下さい。


3.銀行口座の選択
    手形印刷システムメインメニュー画面の左下[●初期設定●]欄の[初期設定]ボタンをクリックして下さい。
    「初期情報登録」画面が表示されます。
    その画面の「●取引銀行●」欄の、「銀行選択」項目で予め「銀行登録」画面に登録済みの中から
    目的の銀行口座を選択します。

4.印刷イメージ確認
    各印刷レポートの選択は、[●プリンタ設定&印刷レイアウト調整●]枠の最下部にある「印刷対象」
    の[選択]ボタンをクリックし、4種類の印刷レポート「約束手形」「小切手」「為替手形(取立)」「為替手形(支払)」
    の内いずれかを選択します。
    次に、「調整確認」欄の[イメージ確認]ボタンをクリックして下さい。
    選択した印刷対象のプレビュー画面が表示されます。修正内容を確認して下さい。
    確認ができたら、画面右上部で、上から二つめの終了アイコン[×]をクリックし、プレビュー画面を終了します。


5.テスト印刷

    テスト印刷用紙がプリンタにセットされている事を確認の上、「調整確認」欄の[テスト印刷]ボタンを
    クリックして下さい。
●印刷結果を本物の手形・小切手用紙と照合し、位置関係を確認下さい●
※1. 印刷全体がずれている場合は、「ページ設定」に戻り、印刷ページ設定の「余白」を調整します。
※2. 個別項目がずれている場合は、「レイアウト調整」に戻り調整します。
●テスト印刷の調整完了●
一度調整ができたら、その設定は保存されます。
その状態で継続使用できます。

     当調整はご利用の印刷対象ごとに必要です。ご利用対象の口座&レポートについて設定を行って下さい。